そうだ、お茶をしよう。
いきなりですがちょっとお茶しませんか?
ひとりです。ひとりで、自分自身とお茶をするんです。
カフェに行くのもいいですが、できればお家か、一人になれるお部屋で。
大勢の集まりではなく、友達とあれこれお喋りしながらでもなく、ただひとり、自分とだけ、お茶しましょう。ひとりお茶会です。
自分を緩めるひとりお茶会
ひとりでと言っても、テレビを観たりYouTube観たりしながらではなくすべての音を消して、スマホは置いて、誰かの話し声や雑音はなるべく抑えた静寂の中で、自分だけの時間を作ってゆっくり、ぼんやりお茶をすするのです。
とは言うものの、お茶は例えでコーヒーだったり、紅茶、ジュース、ココア、なんでも良いです。その時、その気分であなたが飲みたいものを選びます。自分が飲みたいものはなんだろう?と選んでいる時間も嬉し楽しいひとときですね。
静かにホッと息をついてゆっくりとお茶をする。そうすると体の力もほどけて、ふわっと穏やかな心地よさを感じます。さっきまでうるさかった頭の中が少しおとなしくなります。パキッとした現実の輪郭が少しぼやけて解像度が下がり、気持ちが凪の状態になってくるのです。
これは誰かとお喋りしながらだったり、一人でだったとしてもテレビを観ながら・スマホを見ながらの「ながら飲み」とは全く違った感覚です。
普段から休憩をとる際にひとりで何か飲んだりすることもあるかとは思いますが、案外、テレビやスマホを見ながらだったり、何かやりながら・無意識に思考を巡らせていたり、考えながらになっちゃうんですよね。
思考はいつでも休まらない
何もしていなくても、あの仕事どうしよう、今日の夕飯何にしよう、あれしてこれして…などと段取りを考えていたり、心はここにあらず、別のことを無意識に考えていたらいつの間にか時間が経っていて飲み物はなくなっていた、なんてこともあります。
もちろん、何か考え事を目的としてカフェに行ったり、何か飲みながら休憩も兼ねてあれこれ計画したりもあるのでそれはそれで考え事が捗る時もあり、とても有意義な時間だと思います。
それもそれで楽しいものですが、ここでの提案はそれとは別ジャンルの時間の過ごし方となります。
飲み込まれそうな時間の流れの中で
日々の怒涛の流れの中で、他人の感情や持論・思考、溺れそうなほど膨大な情報のなかで、混乱しそうになる時もあります。そんなときに一度ゆっくり自分に立ち返る時間です。
自分をゆっくり整えて、自分自身と一致させるような。
生活のすきまに時々ひとりでゆったりじっくりお茶をしてみると、自分を大切にしている感覚を感じられて満ち満ちた幸福を味わうことができます。手元の心地よさを持ってして小さいながらもこの上ない幸福を。
自分をゆるめてあげるご褒美の時間は最高の贅沢です。
1日のうちのいつでもよいのです。早朝でも夜中でもどんなタイミングでも関係ありません。ひとそれぞれの生活に適した時間を確保できるとよいです。
朝は尊く、昼は輝かしく、夜は贅沢に。
日々生きているだけで十分頑張っている私たちです。
これを読んでくださっているあなたがゆったり癒される時間を過ごされますよう。
心から、おつかれ様です。
もものき
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