心を軽くしたいエッセイ

今日もいいことは、起こる。

洗い物を今すぐ済ませて明日の自分に爆褒めされよう



唐突ですが、洗い物ってめんどくさくないですか?

食器を洗うのって地味〜にめんどくさいんですよね。
しかも、食後ってとくにお腹いっぱいになって満足して動きたくないのもあるし、
食休みしているとそのままダラダラしたり、なにか他のことをやり始めたりして、ふと流し台の食器の山を目にすると
「あ〜〜。(そういえばいたな…)ま、あとでいっか!」となってしまい、そのまま明日を迎えたりします。

私はわりと後回しにしてしまう時があったのです。今この瞬間洗わなくたって別に困らないんですよね。大変なことになるわけでもないんです。今すぐ使いたいのにそれを洗わなきゃ使えないとかならわかりますが、もう食事も終えてますし。次の食事時まで流し台に積まれた食器たちに出番はないわけです。


確かに困らないのですが、ただ、違うのです。
食器をすぐに洗うと逆にとてもラクなんですよね。なにがラクかというと自分の気持ちが。

めちゃくちゃめんどくさいけど、今、これを洗っておいたら明日の自分がどうなるかちょっと実験してみました。
そしたら次の日の私はすーーごく嬉しかったんです。うわー洗ってある!キッチンがキレイ!使いたいものが洗わなくてもすぐに使える!

ありがとう!!昨日の私!!!

と、こうなったんです。これは、イイ!と。
もちろん、当たり前にされている方はたくさんいるとは思うのですが、それでも、時々後回しにすることがある方もいると思います。(私です)
そんな時、すぐにエイ!と行動してしまうと、後々「うわ〜洗っておいてよかった〜スッキリしてて気持ちいい〜」となれるんですね。


そうして、その実験の後、こうなりました。
【今日の私:「明日の私が喜ぶから洗ってやるか…。」と思いちょっとめんどくさいながらも洗う。】
 ↓             
【明日の私:「うわー、いつもウンザリしながら(洗うか、)と思っていたのに今日は、洗い物がない!やったー!ありがたい!昨日の私に感謝!」となり、大変喜ぶ】


こんな感じのループになりました。かなり単純です。
洗い物一つでそんなに喜ぶか?と思う方もいるかもしれませんが、実際私は本当にこれくらいは喜びます。まずは足元のことからコツコツと、ですね。
本当に小さいことですがこれ、案外良いものなんです。

「自己肯定感」なんていう風な言葉もありますが、そんなに難しく考えすぎずに、自分が喜ぶことをすれば自分に対する小さな信頼にもつながります。自己肯定感を高めるために過度なハードルを設定してとんでもなく大きなことを成し遂げるわけでもなく、特別視するわけでもなく、ただ、自分が喜ぶことをします。自分のことがいやになりそうになった時でも「まあ、私もたまにはいいとこもあるしな。すぐに洗い物してくれるし。」なんて軽い心持ちで大丈夫なんですよね。

できない時はできない時で、次の日の私は許してくれるのです。「昨日しんどかったしなぁ。全然良い!OK! OK!今日の私がやるから大丈夫だよ〜」となるわけです。そんな感じで気軽に、遊び心をもちながら自分との生活を楽しんでゆくのです。
こういう風に自分で自分をいたわりながらやっていくと、自分を責めてしまうことも少しずつ少しずつ減ってゆきます。
「自分をいかに心地よくいさせてあげるか」ということを軽い感覚でやってみるのです。一種のゲーム感覚ですね。


ここではお皿洗いのお話をしましたが、お皿洗いに限らず、「今めんどくさいなー」「やりたくないなー」と思うようなことは生活の中にはチラホラあります。それでも後回しにしてやらないことはあったりします。
今やった方があとがラクなことも自分ではわかっているんです。わかっているけど「後でいいや」と今のラクを取ってしまうんです。
それは別に悪いことでもなく、そんな時はあるものです。体調が悪い時や、どうしても今それをやることが億劫で、それを考えて憂鬱になってしまう時などは全然後回しでいいんです。明日できることは明日やればいいというのもまた、よい選択の一つです。要はどちらでもいいのです。そのとき無理のない範囲で好きなほうを選ぶのみです。

中途半端にめんどくさい時、強固な拒否反応ではなく、「うーん…ただ今はめんどくさいんだよな〜」という感じの時にこの方法はわりと良かったりするので、いつもと違う視点で試しにやってみるのも良いかと思います。

気が向いたらちょっと試してみてください。明日の自分に爆褒めされちゃいましょう。

これを読んでくださっているあなたが少しでも自分自身と楽しい毎日が送れますよう。



もものき


画像URL:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/sG-PR0BNwb4?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditShareLink

そうだ、お茶をしよう。

 

いきなりですがちょっとお茶しませんか?

 

ひとりです。ひとりで、自分自身とお茶をするんです。

カフェに行くのもいいですが、できればお家か、一人になれるお部屋で。

大勢の集まりではなく、友達とあれこれお喋りしながらでもなく、ただひとり、自分とだけ、お茶しましょう。ひとりお茶会です。

 

自分を緩めるひとりお茶会

ひとりでと言っても、テレビを観たりYouTube観たりしながらではなくすべての音を消して、スマホは置いて、誰かの話し声や雑音はなるべく抑えた静寂の中で、自分だけの時間を作ってゆっくり、ぼんやりお茶をすするのです。

とは言うものの、お茶は例えでコーヒーだったり、紅茶、ジュース、ココア、なんでも良いです。その時、その気分であなたが飲みたいものを選びます。自分が飲みたいものはなんだろう?と選んでいる時間も嬉し楽しいひとときですね。

 

静かにホッと息をついてゆっくりとお茶をする。そうすると体の力もほどけて、ふわっと穏やかな心地よさを感じます。さっきまでうるさかった頭の中が少しおとなしくなります。パキッとした現実の輪郭が少しぼやけて解像度が下がり、気持ちが凪の状態になってくるのです。

これは誰かとお喋りしながらだったり、一人でだったとしてもテレビを観ながら・スマホを見ながらの「ながら飲み」とは全く違った感覚です。

普段から休憩をとる際にひとりで何か飲んだりすることもあるかとは思いますが、案外、テレビやスマホを見ながらだったり、何かやりながら・無意識に思考を巡らせていたり、考えながらになっちゃうんですよね。

思考はいつでも休まらない

何もしていなくても、あの仕事どうしよう、今日の夕飯何にしよう、あれしてこれして…などと段取りを考えていたり、心はここにあらず、別のことを無意識に考えていたらいつの間にか時間が経っていて飲み物はなくなっていた、なんてこともあります。

もちろん、何か考え事を目的としてカフェに行ったり、何か飲みながら休憩も兼ねてあれこれ計画したりもあるのでそれはそれで考え事が捗る時もあり、とても有意義な時間だと思います。

それもそれで楽しいものですが、ここでの提案はそれとは別ジャンルの時間の過ごし方となります。

 

飲み込まれそうな時間の流れの中で

日々の怒涛の流れの中で、他人の感情や持論・思考、溺れそうなほど膨大な情報のなかで、混乱しそうになる時もあります。そんなときに一度ゆっくり自分に立ち返る時間です。

自分をゆっくり整えて、自分自身と一致させるような。

 

生活のすきまに時々ひとりでゆったりじっくりお茶をしてみると、自分を大切にしている感覚を感じられて満ち満ちた幸福を味わうことができます。手元の心地よさを持ってして小さいながらもこの上ない幸福を。

 

自分をゆるめてあげるご褒美の時間は最高の贅沢です。

1日のうちのいつでもよいのです。早朝でも夜中でもどんなタイミングでも関係ありません。ひとそれぞれの生活に適した時間を確保できるとよいです。

 

朝は尊く、昼は輝かしく、夜は贅沢に。

 

日々生きているだけで十分頑張っている私たちです。

これを読んでくださっているあなたがゆったり癒される時間を過ごされますよう。

心から、おつかれ様です。

 

 

もものき

 

 

画像URL:https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/h/higashikarasun/20220919/20220919110903.jpg

不安はまるで液体のよう

 


「心がザワザワする」「不安で仕方がない」

「あれはどうしよう、」「これはどうしよう、」

「どっちにしよう」「どうしたらいいだろう」

「いつまでに決めないと…」「とにかくどうにかしないと…」──。

 

日々の何かしらの悩み、迷い、心配、…

心が不安でどうしようもない時などがあります。

 

悩んでいる時にやってしまいがちなこと

不安なとき、悩んでいるときは心が窮屈になり、その上悩んでいる自分自身にうんざりしたり、「なんでスパッと決められないんだ。」「グダグダいつまでも悩んでしまう自分は決断力も行動力もない。」「最適解がわからなくてもうダメだ。」

などと、自分を責めてしまったりすることもあります。私はこうなることがあるのです。でも、そもそも心配や迷い、悩むことは自然なことで、その行為によって自分を責めることはしなくてもよいのです。というか、しない方が良いのですね。

悩めば悩む分、時間を費やし、それによって焦る気持ちもあったりします。ただ、焦って良いことはないです。本当に、ない。

 

不安の渦に飲み込まれそうなときは

悩みの渦中にいる時は、これらをまずいったん「置いておく」こともひとつです。

考えそのものを忘れることはむずかしい時もあると思います。無理に忘れようとせずにひとまず、悩みや不安が自分の中に「ある」ことは''知っている"くらいの感覚になって、問題の渦中から感覚的に一度距離を置いてみます。

 

不安はまるで液体のようで、形をとどめていないようなものです。紐解いていけば色々と洗い出していけることもありますが、そうでない時も多々あります。水が掴めないのと同じように、ハッキリとした輪郭もわからずただ呆然としてしまい、漠然と不安。理由も原因もわからず、掴めない。考えないように止めようとしても頭の中でどこからか溶け出して染み出してしまう。

そんな不安が大きいと洪水のように溢れ出し何も手につかなくなる。不安が止められないのは、ごく自然な現象なのです。

止められないことにまた不安になることもありますが、そんなときに肯定でも否定でもなく「あ、そうなんだ、はい。」くらいの言葉を一旦投げかけて、静観してみるというのもひとつです。不安を強引にせき止めようとしたり、無理してポジティブにカラ元気にならなくてもよくて「自分は今かなり不安なんだな」と”知る”程度です。できる範囲で、です。(それができるだけでもとても凄いことです)

 

悩んだり、苦悩してしまうことそのものには後悔をしない。まず、不安を感じている今この時点の自分の状態を「あ、そっか。そうなんだね。」くらいの反応にとどめてみる。

 

「こんな自分でもOK!良いんだよ!!」と肯定しても「どこがいいんだよ!」と反発の気持ちが湧いてきたりすることもあります。かといってそのまま「こんなんじゃダメだ。こんな自分は最悪だ。」などと否定していても良くはなりません。これは本当に良くはならないんです。なので肯定でも否定でもないフラットな感覚で、かといって無視するわけでもなく、そんな状態の自分をただ、わかってあげる。

 

「自分ごと」から離れて見てみる

心の声は誰にも聞こえない分暴走しやすい。マイナスの状態でいる時はとくに頭の中の自分(の声)がマイナスワードを散弾銃のように容赦無くどこまでも打ち込んできます。それを私たちはひどく食らってしまうんです。自爆です。

 

なのでひとまず、なるべく心の声を落ち着かせましょう。心に過剰に反応しない。「あ、はい〜、了解です。」くらいで。受けて、流す。受け流す。

自分に対しても他人事リアクションでかわしてゆくのは、時に渦の中で身動きが取れない深刻な状態の自分を俯瞰してみることができます。

 

どんなに自分が嫌になっても、幻滅しても、そんな自分をも過剰に褒めるでもなく、けなすでもなく、わかってあげる。知ってあげる。ただ流れる水を眺めるように落ち着いて、なるべく肩の力を抜いて気をゆるめていましょう。

不安の濁流に飲み込まれないように。

これを読んでくださっているあなたが少しでも安心して穏やかな気持ちで過ごせますよう。

 

もものき

 

 

画像URL:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/Co0-St5PmGY?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditShareLink

自分を換気する「朝余白」のすすめ

これからお仕事の人も、お休みの人も、眠る人も、家にいる人も、みなさま、おはようございます。朝はどうお過ごしでしょうか?

 

「朝活」というものがありますが、早起きは三文の徳、朝は集中力が高まる、年収が高い人には早起きする人が多いetc..

朝早く起き、活動することは良いことだとよく言われております。

 

そんな朝活ですが、朝活をしたいという気持ちはあれど朝はどうしても眠くてギリギリまで眠り、時間に余裕がなかったり、支度や諸々の準備が多くバタバタする方も多いかと思います。

 

体質が朝型で、早く起きることが苦では無い方はよいかと思いますがなかなかそれが難しかったりもします。私は難しいのです。

朝は大好きなのですが眠くてなかなかシャキッと起きられないし、放っておけばすぐに夜型の生活になってしまいます。

夜は長く起きていられても、朝早く起きるというのがなかなかにキツイのです。

 

そこでまずは視点を変えてみることにしました。

「朝活」というと荷が重い場合は、朝にほんの少し、「余白つくる」という感覚に。

 

朝の余白から始めよう。

朝に活動をするにはそれなりの時間を確保しなければならないというプレッシャーがかかります。時間の調整も必要です。意気込むほどの早起きを決意しなければならない人もいます。そうではなく、まずは今の生活を変えない程度に、「時間」ではなく、「余白」をつくってみる。

 

とにかく朝は時間との戦いで、たった5分でも命取りです。

そこに私のような朝に活動するどころか時間内にギリギリ収まっているような状態では

活動以前に時間を確保することのハードルが高いのです。

 

1分でもいい、なんなら30秒でもいい。

スケジュールやタスクに存在しない「空白」の時間をつくります。

 

ときどき実践しておりますが、本当に一度試してもらいたいです。この気持ちよさと静けさを。

やってみると想像以上に清々しい気持ちになり、頭の中が静かで、穏やかで、とっても気持ちがいいのです。これが意外に生活の中のガス抜きになり、スッキリします。

 

では、余白っていつ・どこにつくるのでしょうか?

 

歩く余白

私は朝、ゴミ出しに行った時に、そのまま家の周りを一周する程度の散歩をします。

散歩と呼べるかどうかすら怪しいレベルですが、これは私の中ではれっきとした「散歩」です。

なんの目的もなく、なにも考えず、朝の光を感じて、風を感じて、ただ「歩く」だけという時間を作ります。

これは自分だけのまっさらな「余白」時間です。

 

まるで心を洗濯されるような清々しさ。

自分の頭の中の声、思考、雑念から解放されて本当に自分だけの空白を味わうのです。

 

 

おうちで余白

外に歩きに行く気分ではなかったり、その日の体調や時間の余裕すらないと言う場合は、部屋の中でも十分です。

たった1分程でも、テレビを消して、窓を開けて、コーヒーを一口飲む。そしてほっと息を吐く。それだけです。

コーヒー1杯ゆっくり飲む時間がないなら、一口でもOKなのです。

どこまでもハードルを下げて、自分が心地よくなればOKです。

 

 

日々時間に追われているからこそ…

朝は時間に流され人それぞれの生活があるかと思います。

そんな中でも朝、ほんの少しでも余白の時間をつくってみてください。

 

頭の中をまっさらにする。何も考えない。

 

何も考えないということは時に難しいもので無意識にグルグル思考が巡ったりして、なにも考えないということがより難しいと感じる方もいらっしゃると思います。

長い時間だとあれこれ思考が浮かんできてしまい逆に集中できないなんてこともあります。1分程なにも考えないというのはやりやすいと思います。

 

朝は尊いものです。

目が覚めただけでもおめでたいのです。

 

朝の空気は、匂いが違います。生きているかようにその時々で匂いも変わります。

太陽の匂い、雨の匂い、緑の匂い、それを意識して少し嗅いでみてください。

 

瑞々しくて、

爽快で、

穏やかで、

新鮮なすがすがしい匂いがします。

 

それを吸い込んで、吐き出します。

自分を換気するんです。

 

自分自身を換気すると、それまでくすぶっていた何かが軽くなるのを感じて、新しい空気を取り入れることにより、気持ちよく1日を始められます。

 

ここでいう余白とは行動ではなく、概念です。

まっさらな時間を一瞬でもいいから味わう。

 

30秒でも良いんです。10秒でも大丈夫なのです。

自分の中がまっさらになれば余白は案外、その程度のものでもOKなものです。

 

この「朝余白」の気持ちよさを知るうちに、少しずつ早起きができるようになったりと朝活に繋がる手がかりになるかもしれません。

 

ぜひ、明日にでも「朝余白」をやってみてくださいね。

あなたの心の休息を願っております。

 

 

もものき

 

 

画像URL:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/mNGaaLeWEp0?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditShareLink

Fコードの法則



「出来ない。」

 

何かに挑戦し、ずっと続けているにもかかわらず、なかなかそれが出来るようにならない。

このようなことがあるとします。そんな時は「この先ずっと出来るようになることなんてないんじゃないか」そう感じることもあるかと思いますが、案外明日にでもあっさり、すんなり、出来てしまうかもしれません。そう、出来るようになるんです。

 

そんな時に思い出すのが、【Fコードの法則】です。

Fコードの法則って?

ずっと出来なかったことが思いもよらず、

ある日突然、出来るようになること─。

 

この現象を私は【Fコードの法則】と呼んでおります。あくまで私の中だけですが、こういう法則が私に存在するのです。このように呼ぶようになったエピソードがあります。

 

学生時代の経験から…

学生時代、私は独学でギターを弾いていた時期がありました。楽器屋さんで初心者用の安いギターを買い、毎日練習しておりました。

 

最初は弦を抑えるだけでも指が痛い。6本もある弦を複雑な指の配置で抑える、それがとても難しかったのです。比較的簡単なコードは抑えられるようになり、音が綺麗になると嬉しかったのを覚えています。そうして、簡単な3コードくらいの曲が弾けるようになり出した頃です。

 

ここでギターを弾いたことがある人なら誰もが通るであろう「Fコード」の難関。Fコードは一つ一つ弦を押さえるのではなく、1本の指で6弦全て押さえつつ残りの3本の指はそれぞれの弦を押さえるという、初心者が割とつまづきやすいコードです。もちろん例に漏れず私にも訪れました。Fコード…

 

ぜんっぜん音が鳴らない。

指がつる。

 

やっぱりこうなりましたね。こんなに難しいことがほんとに出来るの?と本気で思いました。手もそんなに大きくはないし、音が鳴るどころか指が悲鳴上げてるような状態でした。指の筋がこうね、言うこと聞かないわけです。弦を抑えるどころかFコードの形で弦に触れるのがやっとです。

 

「これ…Fコードって弾けるようになる日が来るのかな…想像すらできない…」

 

本当にそう思いました。毎日毎日ギターを持ってFコードを押さえてみても、ピックではじけば弦をただ撫でるような鈍い”ドゥルッ…”という音が部屋に響くのみ。

なんでこんなに難しいのかと思いつつも、とりあえず毎日コードを押さえてみてはいました。

 

ついにその日はやってきた

そしてある日、いつものようにあぐらをかきながらギターをよいしょと抱えて、これもまたいつものように「鳴んないよな〜なんだろうなこれ〜」と思いながら弦を押さえてなにも考えずにピックで6つの弦をはじきました。

 

ジャーン!!♪

 

・・・・・・・・・・・・・

 

・・・え?

 

鳴っ・・・・・た・・・・???

 

え・・・ちょ・・・(もう1回)

 

ジャーン!!!♪

 

え、やっぱり、鳴った…!鳴った!!

 

 

綺麗に音が鳴り、あのとんでもなく難儀していた「Fコード」がなぜか突然弾けるようになっておりました。本当にある日突然の出来事です。

 

毎日一応やってはいたのですが、この日に限って何か特別なことをしたわけでもなく(むしろ「無理だろう」とすら思っていた)ただ「やってみた」と言うだけで。

 

実感はなかったですが、もしかしたら毎日続けている中で自分でも気づかないうちに上達していたのかもしれません。そういった原理はあったのかなかったのかわかりませんが、それでも私の体感では「昨日までずっと出来なかった困難なことが、気合も入れていないのにある日突然なぜかあっさり出来た瞬間」だったのです。

 

この体験により、

気合も入れていないのにある日突然なぜかあっさり出来てしまう」この現象を私は【Fコードの法則】と自分の中で呼ぶようになりました。

 

出来るんです。案外、あっさり、すんなりと。

 

「ある日突然」と言うのがミソです。

 

それが明日かもしれない。いや、もしかしたら今日かもしれない。

 

困難に思えてもやってみると出来たりするんです。

【Fコードの法則】が、なんでもないような顔をしてはたらくかもしれないのです。

 

無理せず、すこし気をゆるめつつやっていればきっと出来るようになる日が来ると思います。

 

腐らずフラットにやっていきましょう。

 

 

もものき

 

 

掲載画像URL:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/q95H0FEjbuw?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditShareLink 

はじめに

はじめまして、もものきです。

お読みいただきありがとうございます。

 

日々を生きる中で、不安になったり、どんよりしたり、気分が上がらなかったりすること。色々あると思います。

 

そんな中で、自分の機嫌は自分でとっていくこと。心を持ち直して少しでも気持ちがフッと軽くなること。

完璧ではなく、0か100かではなく、ほんの少しでも生きやすく安心のほうへ向かっていける、そんな手がかりを綴っていきたいと思います。

 

これについては私自身、まだまだ未熟で日々模索中です。

その為、タイトルも「心を軽く"したい"」としております。その思いを込めて。

 

ブログを書くことは自分自身の備忘録でもあり、自分に言い聞かせる意味もあり、そしてそれがどこかの誰か一人でも、なにかしらプラスの共有になれれば幸いと思っております。

 

穏やかに、安心して、毎日を過ごしていけたらと思います。

 

みなさまの日々に穏やかな幸福が漂いますように。

どうぞよろしくお願いします。

 

もものき