自分を換気する「朝余白」のすすめ
これからお仕事の人も、お休みの人も、眠る人も、家にいる人も、みなさま、おはようございます。朝はどうお過ごしでしょうか?
「朝活」というものがありますが、早起きは三文の徳、朝は集中力が高まる、年収が高い人には早起きする人が多いetc..
朝早く起き、活動することは良いことだとよく言われております。
そんな朝活ですが、朝活をしたいという気持ちはあれど朝はどうしても眠くてギリギリまで眠り、時間に余裕がなかったり、支度や諸々の準備が多くバタバタする方も多いかと思います。
体質が朝型で、早く起きることが苦では無い方はよいかと思いますがなかなかそれが難しかったりもします。私は難しいのです。
朝は大好きなのですが眠くてなかなかシャキッと起きられないし、放っておけばすぐに夜型の生活になってしまいます。
夜は長く起きていられても、朝早く起きるというのがなかなかにキツイのです。
そこでまずは視点を変えてみることにしました。
「朝活」というと荷が重い場合は、朝にほんの少し、「余白つくる」という感覚に。
朝の余白から始めよう。
朝に活動をするにはそれなりの時間を確保しなければならないというプレッシャーがかかります。時間の調整も必要です。意気込むほどの早起きを決意しなければならない人もいます。そうではなく、まずは今の生活を変えない程度に、「時間」ではなく、「余白」をつくってみる。
とにかく朝は時間との戦いで、たった5分でも命取りです。
そこに私のような朝に活動するどころか時間内にギリギリ収まっているような状態では
活動以前に時間を確保することのハードルが高いのです。
1分でもいい、なんなら30秒でもいい。
スケジュールやタスクに存在しない「空白」の時間をつくります。
ときどき実践しておりますが、本当に一度試してもらいたいです。この気持ちよさと静けさを。
やってみると想像以上に清々しい気持ちになり、頭の中が静かで、穏やかで、とっても気持ちがいいのです。これが意外に生活の中のガス抜きになり、スッキリします。
では、余白っていつ・どこにつくるのでしょうか?
歩く余白
私は朝、ゴミ出しに行った時に、そのまま家の周りを一周する程度の散歩をします。
散歩と呼べるかどうかすら怪しいレベルですが、これは私の中ではれっきとした「散歩」です。
なんの目的もなく、なにも考えず、朝の光を感じて、風を感じて、ただ「歩く」だけという時間を作ります。
これは自分だけのまっさらな「余白」時間です。
まるで心を洗濯されるような清々しさ。
自分の頭の中の声、思考、雑念から解放されて本当に自分だけの空白を味わうのです。
おうちで余白
外に歩きに行く気分ではなかったり、その日の体調や時間の余裕すらないと言う場合は、部屋の中でも十分です。
たった1分程でも、テレビを消して、窓を開けて、コーヒーを一口飲む。そしてほっと息を吐く。それだけです。
コーヒー1杯ゆっくり飲む時間がないなら、一口でもOKなのです。
どこまでもハードルを下げて、自分が心地よくなればOKです。
日々時間に追われているからこそ…
朝は時間に流され人それぞれの生活があるかと思います。
そんな中でも朝、ほんの少しでも余白の時間をつくってみてください。
頭の中をまっさらにする。何も考えない。
何も考えないということは時に難しいもので無意識にグルグル思考が巡ったりして、なにも考えないということがより難しいと感じる方もいらっしゃると思います。
長い時間だとあれこれ思考が浮かんできてしまい逆に集中できないなんてこともあります。1分程なにも考えないというのはやりやすいと思います。
朝は尊いものです。
目が覚めただけでもおめでたいのです。
朝の空気は、匂いが違います。生きているかようにその時々で匂いも変わります。
太陽の匂い、雨の匂い、緑の匂い、それを意識して少し嗅いでみてください。
瑞々しくて、
爽快で、
穏やかで、
新鮮なすがすがしい匂いがします。
それを吸い込んで、吐き出します。
自分を換気するんです。
自分自身を換気すると、それまでくすぶっていた何かが軽くなるのを感じて、新しい空気を取り入れることにより、気持ちよく1日を始められます。
ここでいう余白とは行動ではなく、概念です。
まっさらな時間を一瞬でもいいから味わう。
30秒でも良いんです。10秒でも大丈夫なのです。
自分の中がまっさらになれば余白は案外、その程度のものでもOKなものです。
この「朝余白」の気持ちよさを知るうちに、少しずつ早起きができるようになったりと朝活に繋がる手がかりになるかもしれません。
ぜひ、明日にでも「朝余白」をやってみてくださいね。
あなたの心の休息を願っております。
もものき